【2026年版】ポガチャルやヴィスマの強さの秘密。UCIワールドチームが選ぶ「補給食ブランド」一挙紹介!
ロードレースを観ていて、「選手たちがポケットから出して食べているあのジェルやドリンク、どこのブランドなんだろう?」と気になったことはありませんか?
現代のプロロードレースは、「1時間に120gもの炭水化物を補給する」という超ハイペースなエネルギー摂取が勝敗を分ける時代。そのため、各チームがどの補給食ブランドと契約するかは、機材選びと同じくらい重要な「戦略」になっています。
今回は、ヨーロッパの主要トップチームがどこの企業と契約しているのか、その舞台裏を一覧でご紹介します!
■ 主要チームの補給食契約一覧
現代のプロチームは、単に製品の提供を受けるだけでなく、メーカーと共同で最先端の補給食を開発する「パフォーマンスパートナー」としての契約を結んでいます。
(※ここに先ほどの表を挿入します)
| チーム名 | 契約している補給食企業 / ブランド | 特徴・トピックス |
| ヴィスマ・リースアバイク | Amacx(アマックス) Ketone-IQ(ケトンIQ) | オランダのAmacxが軸。さらに脳のエネルギー源として注目される「Ketone-IQ」とも研究提携しています。 |
| UAEチームエミレーツ | Enervit(エネルビット) | 王者ポガチャルを擁するチーム。イタリアの老舗「Enervit」の科学的アプローチが彼らの快進撃を支えています。 |
| イネオス・グレナディアーズ | Science in Sport (SiS) Nutrition X(ニュートリションX) | レース中は定番の「SiS」、オフバイクの体調管理やリカバリー用には「Nutrition X」と使い分けています。 |
| スーダル・クイックステップ | 6d Sports Nutrition(シックスディー) | 胃腸への負担を減らしつつ、効率よく段階的に炭水化物を摂取できるシステムが特徴のベルギーブランド。 |
| バーレーン・ヴィクトリアス | Amacx(アマックス) | 選手が味に飽きない(フレーバー・ファティーグを防ぐ)ための豊富なラインナップが決め手。 |
| デカトロン・CMA CGM | DECATHLON Nutrition(デカトロン) | 自社の栄養部門とチームが共同開発。「1:0.8」の最先端比率の製品を投入しています。 |
| EFプロサイクリング | Amacx(アマックス) | 近年プロペロトン(集団)内で急激にシェアを拡大している「Amacx」をこちらも採用。 |
■ 今のプロが「補給食ブランド」に求める3つの条件
なぜ今、特定のブランドに契約が集中したり、共同開発が行われたりしているのでしょうか?そこには現代ロードレースならではの3つのトレンドがあります。
1. 「1:0.8」の黄金比率
人間が1時間に吸収できる炭水化物の限界を超えるため、マルトデキストリンと果糖を1 : 0.8で配合する技術が今のトレンドです。これにより、ハンガーノイル(エネルギー切れ)を極限まで防いでいます。
2. ドーピングリスクの徹底排除
プロ選手にとって、サプリメントへのコンタミネーション(意図しない禁止物質の混入)は選手生命に関わります。そのため、すべてのチームが「Informed Sport」などの国際的なアンチ・ドーピング認証をクリアした企業厳選しています。
3. 胃腸トラブル(GIトラック)の防止
時速40〜50kmで走りながら高濃度の糖分を摂取し続けると、胃を痛めてリタイアする原因になります。限界状態でもスッと体に入る「クリーンな配合」と「味のキツさのなさ」が、契約の大きな決め手になります。
■ まとめ
一昔前は「バナナや手作りケーキ」が主流だった補給食も、今やサイエンスの塊。特に最近はオランダのAmacx(アマックス)の勢いが凄まじく、複数のトップチームを席巻しています。
私たちアマチュアサイクリストにとっても、ロングライドやレースでの補給の参考になりますよね。「次のロングライドは、あのチームが使っているブランドを試してみようかな?」なんて視点でレースを観るのも、また一興です!
気になるブランドがあれば、ぜひチェックしてみてください!
