ツール・ド・フランス2026コース解説|全21ステージの見どころと勝負どころ
- 全21ステージ高低図ガイド
- 第1ステージ|7月4日(土)|バルセロナ〜バルセロナ
- 第2ステージ|7月5日(日)|タラゴナ〜バルセロナ
- 第3ステージ|7月6日(月)|グラノリェース〜レザングル
- 第4ステージ|7月7日(火)|カルカソンヌ〜フォワ
- 第5ステージ|7月8日(水)|ランヌムザン〜ポー
- 第6ステージ|7月9日(木)|ポー〜ガヴァルニー=ジェドル
- 第7ステージ|7月10日(金)|アジェトモー〜ボルドー
- 第8ステージ|7月11日(土)|ペリグー〜ベルジュラック
- 第9ステージ|7月12日(日)|マルモール〜ユセル
- 第10ステージ|7月14日(火)|オーリヤック〜ル・リオラン
- 第11ステージ|7月15日(水)|ヴィシー〜ヌヴェール
- 第12ステージ|7月16日(木)|マニクール・サーキット〜シャロン=シュル=ソーヌ
- 第13ステージ|7月17日(金)|ドール〜ベルフォール
- 第14ステージ|7月18日(土)|ミュルーズ〜ル・マルクシュタイン・フェルラン
- 第15ステージ|7月19日(日)|シャンパニョール〜プラトー・ド・ソレゾン
- 第16ステージ|7月21日(火)|エヴィアン=レ=バン〜トノン=レ=バン
- 第17ステージ|7月22日(水)|シャンベリ〜ヴォワロン
- 第18ステージ|7月23日(木)|ヴォワロン〜オルシエール=メルレット
- 第19ステージ|7月24日(金)|ギャップ〜アルプ・デュエズ
- 第20ステージ|7月25日(土)|ル・ブール=ドワザン〜アルプ・デュエズ
- 第21ステージ|7月26日(日)|トワリー〜パリ・シャンゼリゼ
- 観戦おすすめ度まとめ
全21ステージ高低図ガイド
ツール・ド・フランス2026の各ステージを、高低図とあわせて確認していく。
単なる距離やステージ分類だけでは、その日の厳しさは分かりにくい。平坦ステージでも終盤に丘があればスプリントにならないことがあるし、山岳ステージでもどこに登りが配置されているかで展開は大きく変わる。
観戦する側にとって重要なのは、「今日は最初から見るべきか」「終盤だけでよいか」「総合争いが動く可能性があるか」である。
以下では、各ステージについて、距離・タイプ・難易度・観戦おすすめ度・想定展開を整理する。
※各ステージの高低図は、Tour de France公式サイト(letour.fr)の情報を参照しています。画像出典:Tour de France公式サイト。
第1ステージ|7月4日(土)|バルセロナ〜バルセロナ
19.6km|チームタイムトライアル|難易度★★★
観戦おすすめ度:★★★★
想定展開:総合勢のチーム力勝負

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
2026年大会は、バルセロナ市街を舞台にしたチームタイムトライアルで開幕する。
距離は19.6kmと長すぎるわけではないが、初日から総合勢にタイム差がつく可能性がある。通常の平坦ステージ開幕とは違い、スプリンターではなく、チーム全体の完成度が問われるステージである。
重要なのは、個人の脚だけではないことだ。隊列維持、コーナリング、機材、ローテーションの精度。これらが少しずつタイム差になる。
総合優勝候補を擁するチームにとっては、初日から失敗できない。大きな差はつきにくいとしても、ここで数十秒失うと、その後の山岳ステージで追う立場になる。
見るなら:最初から見たい。開幕ステージとしての重要度が高い。
関連記事:なぜツール・ド・フランスは海外から始まるのか?2026年バルセロナ・グランデパールの意味
第2ステージ|7月5日(日)|タラゴナ〜バルセロナ
168.5km|丘陵|難易度★★★
観戦おすすめ度:★★★
想定展開:パンチャー向き、または絞られた集団スプリント

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第2ステージは、タラゴナからバルセロナへ向かう丘陵ステージである。
平坦ステージではなく丘陵に分類されている点が重要だ。序盤から完全なスプリント大会になるわけではなく、終盤の地形次第ではパンチャーやクラシック系の選手にもチャンスが出てくる。
開幕直後のステージなので、集団はまだかなり神経質になる。位置取り争い、落車、横風、丘陵でのペースアップなど、総合勢にとっても気を抜けない。
スプリンターが残れる展開になれば集団スプリント。ただし、登りやテクニカルな区間で絞られれば、少人数での勝負になる可能性もある。
見るなら:終盤30〜40kmからで十分。ただし開幕直後なので波乱はあり得る。
第3ステージ|7月6日(月)|グラノリェース〜レザングル
195.9km|山岳|難易度★★★★
観戦おすすめ度:★★★★
想定展開:序盤の総合選別、山岳でのふるい落とし

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第3ステージで、早くも山岳ステージが登場する。
これは2026年コースの大きな特徴である。ツール・ド・フランスでは、第1週は平坦や丘陵で流れを作り、第2週以降に本格山岳へ入る構成も多い。しかし2026年は、開幕3日目で山岳が入る。
このステージでツールが決まることはないだろう。ただし、ここで失う選手は出る。
開幕直後はまだコンディションに差が出やすい。さらに、初日のチームTTで遅れたチームや選手は、早い段階で動かざるを得なくなる可能性もある。
総合上位候補が本気で大差をつけにいくというより、調子の悪い選手が脱落するステージと見た方がよい。
見るなら:最後の登りに入る前から見たい。総合勢の状態確認に重要。
第4ステージ|7月7日(火)|カルカソンヌ〜フォワ
181.9km|丘陵|難易度★★★
観戦おすすめ度:★★★
想定展開:逃げ、パンチャー、総合勢の牽制

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第4ステージは、カルカソンヌからフォワへ向かう丘陵ステージである。
第3ステージで山岳を越えた直後のため、総合勢が大きく動くというより、逃げやパンチャーにチャンスがあるステージになりやすい。
ただし、フォワ周辺は地形的に単純な平坦ではない。終盤に登りやアップダウンが残る場合、スプリンターチームが完全にコントロールするのは難しくなる。
前日までに総合で遅れた選手がいる場合、逃げに乗ってタイムを戻そうとする動きも考えられる。
総合争いの主役が大きく攻撃するステージではないが、展開次第ではレースが荒れる。
見るなら:終盤40kmからでよい。逃げ切りの可能性に注目。
第5ステージ|7月8日(水)|ランヌムザン〜ポー
158.3km|平坦|難易度★
観戦おすすめ度:★★
想定展開:スプリント濃厚

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第5ステージは、ランヌムザンからポーへ向かう平坦ステージである。
ここはスプリンター向きの一日になる可能性が高い。序盤に逃げができても、スプリンターチームがコントロールし、最後は集団スプリントに持ち込む展開が基本線だ。
総合勢にとっては、タイムを稼ぐ日ではなく、失わない日である。落車や横風、位置取りの失敗を避けることが重要になる。
前日までに山岳や丘陵が続いているため、スプリンターにとっては貴重なチャンスになる。
見るなら:ラスト15kmで十分。スプリント好きなら終盤必見。
第6ステージ|7月9日(木)|ポー〜ガヴァルニー=ジェドル
186.2km|山岳(山頂フィニッシュ)|難易度★★★★★
観戦おすすめ度:★★★★★
想定展開:最初の本格山頂フィニッシュ、総合争い

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第6ステージは、2026年大会で最初に大きな総合争いが起きる可能性が高いステージである。
ポーからガヴァルニー=ジェドルへ向かう山岳ステージで、山頂フィニッシュが設定されている。序盤の山岳ステージとしてはかなり重要度が高い。
ここで総合勢の序列が一度見えるはずだ。ポガチャル、ヴィンゲゴー、エヴェネプール、ログリッチといった総合候補が、どの程度の状態で大会に入っているかを確認できる。
第3ステージは「ふるい落とし」の意味合いが強いが、第6ステージはより明確にタイム差がつく可能性がある。
山頂フィニッシュなので、最後の登りでチーム力と個人の登坂力がそのまま結果に出る。2026年大会の最初の重要局面である。
見るなら:最後の登りは必須。時間があれば残り50kmから見たい。
第7ステージ|7月10日(金)|アジェトモー〜ボルドー
175.1km|平坦|難易度★
観戦おすすめ度:★★
想定展開:スプリント濃厚

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第7ステージは、アジェトモーからボルドーへ向かう平坦ステージである。
前日に山頂フィニッシュを終えた後のステージなので、総合勢は基本的に休みたい一日になる。逃げが容認される可能性はあるが、ボルドーという大きなフィニッシュ地点を考えると、スプリンターチームが勝負に持ち込む可能性が高い。
スプリンターにとっては、序盤戦の重要な勝利チャンスである。
総合勢にとっては、落車しないこと、横風で遅れないこと、無駄な消耗をしないことが最大の仕事になる。
見るなら:ラスト10〜20kmで十分。
第8ステージ|7月11日(土)|ペリグー〜ベルジュラック
180.4km|平坦|難易度★
観戦おすすめ度:★★
想定展開:スプリント、または逃げ切り警戒

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第8ステージは、ペリグーからベルジュラックへ向かう平坦ステージである。
基本的にはスプリンター向きと考えられる。ただし、ツールの第1週後半は疲労が蓄積し始める時期でもあり、チームの思惑によっては逃げ切りの可能性も完全には消えない。
総合勢にとっては、ここも大きく動く日ではない。重要なのは安全に走り、翌日以降へ脚を残すことだ。
スプリンターチームが十分に残っていれば、集団スプリントになる可能性が高い。
見るなら:基本は終盤だけでよい。
第9ステージ|7月12日(日)|マルモール〜ユセル
185.5km|丘陵|難易度★★★
観戦おすすめ度:★★★
想定展開:逃げ切り、パンチャー向き

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第9ステージは、マルモールからユセルへ向かう丘陵ステージである。
第1休息日前のステージであり、逃げにとっては大きなチャンスになりやすい。スプリンターチームが完全にコントロールするには難しく、総合勢も無理に動く必要はない。
そのため、ステージ優勝狙いの選手や、総合から大きく遅れた実力者が逃げに乗る展開が考えられる。
丘陵ステージは、見た目以上に展開が読みにくい。逃げ切り、少人数スプリント、パンチャーのアタックなど、複数のパターンがあり得る。
見るなら:逃げのメンバーが強ければ中盤から。基本は終盤40kmからでよい。
休息日|7月13日(月)|カンタル
第1休息日である。
序盤のバルセロナ開幕、ピレネー方面の山岳、ガヴァルニー=ジェドルの山頂フィニッシュを終えた段階で、総合勢の序列はある程度見えているはずだ。
ここでは、各チームが疲労回復と第2週に向けた立て直しを行う。特に、ここまでに落車やタイムロスを抱えた選手にとっては重要な一日になる。
第10ステージ|7月14日(火)|オーリヤック〜ル・リオラン
166.6km|山岳|難易度★★★★
観戦おすすめ度:★★★★
想定展開:中央山塊での消耗戦、逃げ切りも有力

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第10ステージは、第1休息日明けの山岳ステージである。
舞台は中央山塊。アルプスやピレネーのような高山とは違うが、アップダウンが連続し、脚を削るタイプのステージになりやすい。
休息日明けは、選手によってコンディションの出方が違う。調子を上げてくる選手もいれば、逆に体が重くなる選手もいる。総合勢にとっては、意外と危険な日である。
一方で、総合上位チームが完全にレースを支配しない場合、逃げ切りのチャンスもある。ステージ優勝を狙うクライマーやパンチャーにとっては重要な一日になる。
見るなら:終盤の登坂区間から。逃げが強ければかなり面白い。
第11ステージ|7月15日(水)|ヴィシー〜ヌヴェール
161.3km|平坦|難易度★
観戦おすすめ度:★
想定展開:スプリント濃厚

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第11ステージは、ヴィシーからヌヴェールへ向かう平坦ステージである。
ここはスプリンター向きの可能性が高い。第10ステージで山岳を終えた後なので、総合勢はできるだけ静かに済ませたい一日になる。
展開としては、序盤に逃げができ、スプリンターチームが終盤に吸収する典型的な形が考えられる。
総合争いが動く可能性は低い。観戦するなら、最後のスプリント勝負に絞ってよい。
見るなら:ラスト10kmで十分。忙しい日なら結果確認でもよい。
第12ステージ|7月16日(木)|マニクール・サーキット〜シャロン=シュル=ソーヌ
179.1km|平坦|難易度★
観戦おすすめ度:★★
想定展開:スプリント、または風次第で波乱

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第12ステージは、マニクール・サーキットからシャロン=シュル=ソーヌへ向かう平坦ステージである。
分類上は平坦であり、スプリンター向きの一日になる可能性が高い。ただし、平坦ステージは必ず安全というわけではない。風、道路幅、位置取りによっては、総合勢が神経を使う展開になる。
特に横風が吹く場合、平坦ステージでも総合争いが動くことがある。通常であればスプリントだが、気象条件次第では油断できない。
ステージ優勝争いとしては、スプリンターのチーム力が問われる日になる。
見るなら:通常は終盤だけ。横風情報があれば中盤から注目。
第13ステージ|7月17日(金)|ドール〜ベルフォール
205.8km|丘陵|難易度★★★
観戦おすすめ度:★★★
想定展開:逃げ切り、パンチャー向き

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第13ステージは、ドールからベルフォールへ向かう205.8kmの丘陵ステージである。
距離が長い。タイプは丘陵だが、200kmを超えるため、終盤にはかなり脚に来るステージになる。
この日は逃げ切りの可能性が高いステージとして見たい。翌日以降に山岳が続くことを考えると、総合勢のチームが無理にスプリントへ持ち込むとは限らない。
パンチャー、逃げ職人、総合から遅れたクライマーにとってはチャンスがある。
総合勢が本格的に動くステージではないかもしれないが、翌日の山岳に向けて、位置取りや消耗を避ける走りが重要になる。
見るなら:逃げのメンバー次第。終盤50kmからが目安。
第14ステージ|7月18日(土)|ミュルーズ〜ル・マルクシュタイン・フェルラン
155.3km|山岳|難易度★★★★
観戦おすすめ度:★★★★
想定展開:ヴォージュ山岳、総合勢の牽制と逃げ

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第14ステージは、ヴォージュ山地を舞台にした山岳ステージである。
距離は155.3kmと極端に長いわけではないが、山岳要素が強く、総合勢にとっては重要な一日になる。アルプス前の山岳であり、ここで無理をしすぎると終盤に響く。
このステージは、総合上位陣が決定的な攻撃を仕掛けるというより、相手の状態を探る日になる可能性がある。
一方で、逃げにとっては大きなチャンスでもある。山岳に強い選手が逃げに乗れば、そのままステージ優勝争いまで行く可能性がある。
見るなら:最後の山岳区間から。逃げと総合勢の両方に注目。
第15ステージ|7月19日(日)|シャンパニョール〜プラトー・ド・ソレゾン
183.9km|山岳(山頂フィニッシュ)|難易度★★★★★
観戦おすすめ度:★★★★★
想定展開:第2週最大級の山岳決戦

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第15ステージは、第2休息日前の山頂フィニッシュである。
シャンパニョールからプラトー・ド・ソレゾンへ向かう山岳ステージで、総合争いが大きく動く可能性がある。
休息日前の山岳ステージは、選手が限界まで攻めやすい。翌日に休めるため、総合上位チームが積極的に仕掛ける余地がある。
特に、ここまでにタイムを失っている選手にとっては、攻撃する理由がある。逆にリーダージャージ側にとっては、アルプス前に余計なダメージを受けたくないステージでもある。
第15ステージは、2026年大会の中盤最大の勝負どころと見ていい。
見るなら:必見。最後の登りだけでなく、その前の展開から見たい。
休息日|7月20日(月)|オート=サヴォワ
第2休息日である。
この後は、第16ステージの個人タイムトライアル、第18〜20ステージのアルプス決戦が続く。つまり、ここから先は2026年大会の最終局面である。
総合上位の選手にとっては、疲労回復だけでなく、残り5ステージの戦略を組み直す重要な一日になる。
第16ステージ|7月21日(火)|エヴィアン=レ=バン〜トノン=レ=バン
26.1km|個人タイムトライアル|難易度★★★
観戦おすすめ度:★★★★
想定展開:アルプス前の総合順位整理

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第16ステージは、26.1kmの個人タイムトライアルである。
距離は長すぎない。ただし、総合争いに与える影響は大きい。山岳で大きな差がついていなければ、このステージで総合順位がかなり整理される。
エヴェネプールのようなタイムトライアルを得意とする選手にとっては、数少ない明確な勝負どころになる。一方で、ポガチャルやヴィンゲゴーのようにTTも高水準でまとめられる選手にとっては、リスクを抑えながら差を管理する日になる。
ただし、このTTだけで山岳の遅れを一気に取り戻すには距離が短い。あくまでアルプス決戦前の並び替えという位置づけである。
見るなら:総合上位選手の出走時間は必見。
第17ステージ|7月22日(水)|シャンベリ〜ヴォワロン
174.7km|平坦|難易度★★
観戦おすすめ度:★★
想定展開:スプリント、または逃げ切り

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第17ステージは、シャンベリからヴォワロンへ向かう平坦ステージである。
分類上は平坦だが、ツール終盤に入っているため、序盤の平坦ステージとは意味が違う。ここまでにスプリンターチームがどれだけ残っているかによって、展開は変わる。
スプリンターチームが十分に残っていれば集団スプリント。しかし、チームの消耗が激しければ、逃げ切りの可能性もある。
翌日からはアルプスの最終決戦に入る。総合勢にとっては、脚を使わず、安全に終えたいステージである。
見るなら:基本は終盤だけ。逃げが強ければ中盤から注目。
第18ステージ|7月23日(木)|ヴォワロン〜オルシエール=メルレット
185.2km|山岳(山頂フィニッシュ)|難易度★★★★★
観戦おすすめ度:★★★★★
想定展開:アルプス決戦の開幕

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第18ステージから、2026年ツールは終盤のアルプス決戦に入る。
ヴォワロンからオルシエール=メルレットへ向かう山頂フィニッシュであり、総合争いが再び大きく動く可能性がある。
第16ステージの個人TTで順位が整理され、第17ステージを挟んだ後に、この山岳ステージが来る。つまり、ここからは残り時間が少ない中での直接対決になる。
リードしている選手は守りたい。追う選手は攻めるしかない。チーム戦術もかなり明確になるはずだ。
第18ステージは、第19・第20ステージのアルプ・デュエズ連戦に向けた前哨戦でありながら、それ自体も十分に重要な山頂フィニッシュである。
見るなら:必見。残り60kmから見たい。
第19ステージ|7月24日(金)|ギャップ〜アルプ・デュエズ
127.9km|山岳(山頂フィニッシュ)|難易度★★★★★
観戦おすすめ度:★★★★★
想定展開:アルプ・デュエズ連戦1日目、短距離山岳決戦

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第19ステージは、アルプ・デュエズ2連戦の1日目である。
距離は127.9kmと比較的短い。しかし、短い山岳ステージは展開が激しくなりやすい。序盤からペースが上がり、逃げも総合勢も動きやすい。
終盤にアルプ・デュエズが待つ以上、総合争いに直結するステージになる。ここで遅れると、翌日の第20ステージに大きなプレッシャーを抱えることになる。
このステージのポイントは、翌日にもアルプ・デュエズがあることだ。選手は第19ステージだけでなく、第20ステージまで見据えて走る必要がある。攻める側も守る側も、判断が難しい。
見るなら:絶対に見たい。短距離山岳なので序盤から動く可能性あり。
第20ステージ|7月25日(土)|ル・ブール=ドワザン〜アルプ・デュエズ
170.9km|山岳(山頂フィニッシュ)|難易度★★★★★
観戦おすすめ度:★★★★★
想定展開:2026年大会最大のクイーンステージ候補

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
第20ステージは、2026年ツール最大の勝負どころである。
ル・ブール=ドワザンからアルプ・デュエズへ向かう170.9kmの山岳ステージ。しかも、前日に続いてアルプ・デュエズがフィニッシュ地点になる。
このステージが重要なのは、単にアルプ・デュエズに登るからではない。翌日はパリ最終日であり、総合争いを大きく動かせる最後の山岳ステージだからだ。
ここまで総合で僅差なら、攻撃は必ず起きる。逆に大きな差がついていても、表彰台争いやステージ優勝争いは激しくなる。
第20ステージは、脚が残っている選手と、限界を超えた選手の差が最もはっきり出る日である。3週間の疲労、標高、連日の山岳、最後の山頂フィニッシュ。すべてが重なる。
2026年ツールを見るなら、この日は外せない。
見るなら:最重要。時間が許すなら最初から見たい。最低でも中盤以降は必見。
第21ステージ|7月26日(日)|トワリー〜パリ・シャンゼリゼ
133km|平坦|難易度★★
観戦おすすめ度:★★★★
想定展開:パリ最終日、スプリントまたはクラシック的展開

出典:Tour de France公式サイト(letour.fr)
最終第21ステージは、トワリーからパリ・シャンゼリゼへ向かう133kmのステージである。
分類は平坦だが、従来の完全な凱旋ステージとは少し違う。モンマルトルの登坂が組み込まれることで、単純なシャンゼリゼのスプリントだけでは終わらない可能性がある。
総合優勝争いがここで大きく動く可能性は低い。ただし、ステージ優勝争いとしてはかなり面白い。純粋なスプリンターだけでなく、パンチャーやクラシック系の選手にもチャンスがある。
3週間の最後にパリで勝つ意味は大きい。総合争いとは別に、ステージ勝利を狙う選手たちの本気の勝負が見られる。
見るなら:終盤のパリ周回からで十分。ただし最終日なので雰囲気込みで見る価値が高い。
観戦おすすめ度まとめ
最後に、観戦優先度を整理しておく。
| 観戦優先度 | ステージ | 理由 |
|---|---|---|
| ★★★★★ | 第6ステージ | 最初の本格山頂フィニッシュ |
| ★★★★★ | 第15ステージ | 第2週最大級の山岳決戦 |
| ★★★★★ | 第18ステージ | アルプス決戦の開幕 |
| ★★★★★ | 第19ステージ | アルプ・デュエズ連戦1日目 |
| ★★★★★ | 第20ステージ | 総合争い最後の大勝負 |
| ★★★★ | 第1ステージ | チームTT開幕 |
| ★★★★ | 第3ステージ | 序盤から山岳が登場 |
| ★★★★ | 第16ステージ | 個人TTで総合順位が整理される |
| ★★★★ | 第21ステージ | モンマルトルを含むパリ最終日 |
時間が限られているなら、最低限見るべきなのは第6、第15、第18、第19、第20ステージである。
特に第19・第20ステージのアルプ・デュエズ2連戦は、2026年大会の最大の見どころだ。ここで総合優勝争い、表彰台争い、山岳賞争い、ステージ優勝争いが一気に動く可能性が高い。

